筆者は3年前、「iMac」を買わないことに決めた。しかし今、その決断を考え直している。
米CNETがiMacを「Editor's Choice」賞に選出したこともあるが、それが理由ではない。再考する決め手になったのは、今から何年もたった後にiMacをちょっとした外部モニタとして使用できることだ。以下で説明しよう。
筆者は長年、「Mac」と「Windows」の間で揺れ動いてきた。1980年代に使っていたのはMacだ。大学卒業後はWindowsを使うようになった。その後、以前勤めていた新聞社ではMacを導入した。そして米CNETでは、つい最近までWindowsを使っていたが、現在は2つのOSを併用している。筆者はこうしたことに強いこだわりはない。
筆者の今の生活では、信頼性や負荷に対する強さ、スリープモードへの移行と復帰の高速さなどの理由で、Macが優勢だ。しかしiMacについては、いくつかの理由から距離を置いてきた。
- クアッドコアプロセッサが欲しかった。この点はもう問題ない。新しいiMacにはIntelの最新プロセッサが搭載されたからだ。
- 大量の写真データと動画データの保存やバックアップのために、もっと大容量のハードドライブが欲しかった。外付けドライブを高速接続できるThunderboltの採用で、このことは大きな問題ではなくなったが、Thunderbolt用のハブが登場するまでは、ケーブルが散乱したりポートが足りなくなったりするかもしれない。
- Windows版を購入したソフトウェアの「Mac OS X」版にまたお金を払いたくなかった。だが、筆者は現在、仕事やパーソナルコンピューティングの大半をクラウドで行っている。また、必要なネイティブソフトウェアは追加料金を支払うことなくMacに移行させることが可能だ(確かに、息子は「TrackMania」でレーストラックを作ることができなくなるが、Windowsマシンを処分するわけではないので大丈夫だ)。
- オールインワン設計が好きではない。というのも、プロセッサやグラフィックスチップよりも耐用年数が長い外部モニタを買いたいからだ。

提供:Apple