「Bing」にインスタント検索を実装するべく、Microsoftが準備を進めているようだ。
Microsoftが実施中のプレビュープログラムに関する情報提供を受けたとして、ブログサイトWinRumorsが報じたところによると、MicrosoftはHTML5対応ブラウザのユーザー向けに、Bingの特別バージョンをリリースする計画だという。特別バージョンは検索クエリを入力中に結果が得られるインスタント検索機能のほか、アニメーション表示やページ間移動などの追加機能を備えるという。
この新バージョンは、「Internet Explorer 9」(IE9)の正式版リリースと同時期に、ベータ版がプレビュー公開になる予定だとWinRumorsは伝えている。Microsoftは、米国時間3月11日に開幕するSouth by Southwest(SXSW)カンファレンスにおいてIE9を発表するとみられる。また、3月14日にはIE9関連の招待制メディアイベントを開催する予定だ。
Microsoftはこの件に関するコメントを拒否した。
Microsoftは、以前からBingにインスタント検索機能を実装するとみられているが、ライバルのGoogleが2010年9月に「Google Instant」を公開した際にはこれを否定的に評している。Google Instantの公開直後にUSA Todayが行ったインタビューの中で、MicrosoftのBing担当ディレクターStefan Weitz氏は、この機能は「便利」には違いないが、Microsoftが取り組んでいるのはユーザーが検索結果を使って何ができるかであり、それによってタスクの処理時間を短縮することだと語った。それでもインスタント検索機能はGoogleにとって成功となり、同社が先ごろ明らかにしたところによると、この機能をオプトアウトしたユーザーはわずか2%にとどまるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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