「Google Music」の可能性--レコード会社の懸念と「iTunes」対抗馬としての期待

文:Greg Sandoval(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2011年02月04日 07時30分

 Googleが音楽サービスを開始する日が近づいているという。音楽業界の複数の情報筋が、匿名を条件に米CNETに語った。

 BusinessWeekのBrad Stone氏は先週の記事で、「Google Music」は早ければ2月にも開始される可能性があると記している。しかし筆者の知る音楽業界の情報筋は、Google Musicがそれほど早く開始されるとは考えにくいと述べており、Googleはまだ非常に複雑なライセンス契約の交渉を行わなければならないため、同サービスがスタートするまでには数週間ではなく数カ月かかると予測している。

Universal Music Groupの会長Doug Morris氏と握手するGoogleの会長Eric Schmidt氏(2009年12月)。 Universal Music Groupの会長Doug Morris氏と握手するGoogleの会長Eric Schmidt氏(2009年12月)。
提供:Greg Sandoval/CNET

 もう1つ障害となるのは、レコード会社によって、クラウド音楽サービスの運営のあり方についての見解が異なることだ。

 2010年にGoogleが音楽サービスを計画しているという情報が漏れたとき、レコード業界の情報筋が語ったところでは、Googleの経営陣はレコード会社に対し2010年秋のうちにサービスを開始したいと話していたという。その後、その予定は2010年末にずれ込んだ。Googleはまだ必要なライセンスのすべてを取得したわけではなく、交渉が続いている。Googleはどの程度の期間で、クラウド音楽サービスを開発し、YouTubeの音楽動画やGoogleの強力な検索エンジンと結び付け、レコード会社とライセンス契約を締結することができるかについて、楽観的に考え過ぎていたようだ。

 レコード業界の情報筋によると、大手レコード会社各社は、Googleから提案されたようなクラウド音楽サービスにライセンスを許諾した経験がなく、契約書を一から作成しなければならなかったという。Googleはレコード会社に対し、ダウンロード販売に加えてストリーミングサブスクリプションも利用できるサービスを提供してはどうかという話を持ちかけた。

 Googleがデジタル音楽配信に参入することについて、誰よりも期待しているのは米国の4大レコード会社だ。Googleの音楽サービスは、売り上げの落ち込み、レイオフ、CD工場の閉鎖、ダウンロードに対するコンシューマーの関心の低下といった状況を背景にデビューすることになる。

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