MicrosoftのApplied Sciences Groupの研究者で、同社のゲーム機「Xbox 360」向けモーションコントローラ「Kinect」の開発で大きな役割を果たしたJohnny Chung Lee氏が、検索大手のGoogleに移籍したことが明らかになった。新たな職場となるGoogleにおいて、同氏は「特別プロジェクトチーム」の「迅速評価担当」を務めるという。
Lee氏は米国時間1月18日、移籍を発表した個人ブログの中で「(「Project Natal」という開発コード名さえまだ付いていなかった)企画段階の非常に早い時期から」Kinectの開発にかかわっていたと述べている。Lee氏は合わせて2年半をこの周辺機器の開発に費やした。
MicrosoftのKinectは、自分の体を動かすだけでXbox 360対応ゲームの画面上の動きを操作できるというもので、発売後60日間で800万台以上を売り上げ、2010年通年の予想販売台数であった500万台をあっという間に上回った。
Kinectの開発に従事する前、Lee氏は任天堂のゲーム機「Wii」のハッカーとして数多くの改造を発表しており、特にヘッドトラッキング(プレーヤーの頭部の位置を追跡する機能)を開発したことで有名になった。
こうした経歴を考えると、Lee氏はGoogleでも何らかの形でゲームに関する職務を担っている可能性が高いと思われる。ただし現時点で、本人は何も語っていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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