Microsoft最高経営責任者(CEO)Steve Ballmer氏は米国時間1月5日、ラスベガスで開催の「2011 International CES」で講演をした。
講演はテレビ、電話、PCという切り口で分けられ、Microsoft幹部のデモを交える形式で進められた。
テレビについて、Ballmer氏は、Xbox 360とKinectについて主に語った。Xbox 360は、Kinect効果も手伝い、販売において過去6カ月間において毎月トップにあったという。また、同コンソールは現在、全世界で累計5000万台以上販売した、と同氏は述べた。Kinectは、発売後60日間で800万台販売されたという。
また、Ballmer氏は、ゲームプレイヤーの体の動きにそって動作する「Avatar Kinect」も発表した。Avatar Kinectは、Xbox Liveゴールドメンバーに無償で提供され、メンバー同士でチャットをするために使われる15カ所のバーチャルなロケーションとともに出荷されるという。
電話に関して、Ballmer氏は「Windows Phone 7」向けに「Fable: Coin Golf」などのゲームが登場することを述べ、「多くのゲームが利用可能になりうれしく思う」と語った。また、同氏は、現時点で利用可能なアプリケーションが5500本あり、24時間ごとに100本の新しいアプリケーションが登場し、半数以上のユーザーが新しいアプリケーションを毎日ダウンロードしていると述べた。
MicrosoftはWindows Phone向けにアップートを自動配信することにより、コピー&ペースト機能の追加やアプリケーション切り替え時の性能向上などを予定していることが明らかになった。
最後にPCに関して、Ballmer氏は、インターネットに接続しているPCの23%にWindows 7が搭載され、Internet Explorer 9ベータを2000万人が使っており、Windows Liveスイートのユーザー数は5億人で、Hotmail経由でOffice Web Appsを最初の100日間で使ったユーザー数は2000万人であることを述べた。
Ballmer氏は、次バージョンのWindowsがSystem-on-a-Chip(SoC)アーキテクチャをサポートすることにも触れたが、内容的にはMicrosoftの同日朝の発表と同じものとなった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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