V1はそれぞれの特徴が特に融合してはおらず、「折れ曲がると蝶のようなデザインになるし、LEDライトは蝶の鱗粉(りんぷん)をイメージしている、だから女の子にピッタリだよ」とメーカー側は言いたいのかもしれない。だから折れ曲がる理由はデザイン上のものだけであり、使い勝手は一切考えられてはいない。
付属のマニュアルを隅から隅まで読んでみても、折れ曲がり構造は1カ所に記載されているだけ。その利点だとか特殊機能が紹介されているわけでもなく、とにかく単純に「曲がるよ」ということがこのV1の最大の特徴なのだ。そして実際に折り曲がった状態で使ってみると本当に使いにくい(笑)。折り曲げて首からぶら下げている最中に電話がかかってきたら、すかさずストレート形状に戻さなくては電話の受信に失敗してしまうかもしれない。
本体を折り曲げることができるものの、そのメリットが全く見出せないGiant MobileのV1はおそらく全然売れなかったと思う。でも負けずにまた新しいギミックをぜひ開発し続けて欲しいと思う。このV1も工夫をあと少し追加すればもっとすごい製品になるかもしれないんだし、次の製品に向けてまた日々努力してもらいたいものである。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?