ストレート形状になったV1をパッと見ると、どこにでもありがちな普通のケータイにしか見えない。まぁ十字キーが蝶の形状をしていたり、ところどころに蝶の模様が入っているなど、蝶をモチーフにした女性向けのデザインケータイという点が唯一の特徴なのかもしれない。スピーカーや電池カバーをはずす押さえの部分がハートマークになっているが、ここも蝶の形状にすればもっと完成度が上がるのになぁー。
パッケージ内に入っているアクセサリは、まずヘッドセットが白いケーブルのものになっている。無骨な黒い汎用品を入れていないあたりは好感が持てるものだ。そして宝石のイメージをあしらったネックストラップも付属している。これにV1をつけて首からぶら下げればちょっとしたお姫様気分、だろうか?まぁ質感はプラスチックそのものなのでこれを付けるのは学生層くらいかもしれないだろうけど、中国の地方都市でこんなアクセサリが付属したケータイを買ったら「キャー、うれしいー」と思う女子学生さんたちがたくさんいることだろう。ギミックはさておき購買層を女性に絞っているあたり、メーカーとしては本気でこの製品を作っているわけだ。
ところで付属のマニュアルの表紙にも本体回転のギミック写真が出ているが、よーく見てみると回転する方向というか向きが実機と違っている。製品を作る前にマニュアルだけ作っちゃったのかな?このあたりの適当さもトンデモケータイならではだが、まぁマニュアルが付属してくるだけでも大したものなのでこれくらいは大目に見てあげることとしよう。
さてこの本体が回転するギミックは、ヒンジの部分をみると結構しっかりした作りになっている。単純に軸があってそれを中心にして回る、という安っぽいものではないようで耐久性もある程度はありそうだ。実は暇なときにこのV1を手に持っていると、ついつい両手で無意識のうちに本体を回転させてしまう筆者であった。そんな無意識行為を何回やっても壊れない、それくらいの強度を持ったこのギミックはやはりGiant Mobile自慢の機能なのだろう!
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