それではAoKe-10にSIMカードとバッテリをセットして電源を入れてみよう。いきなりかわいらしいスタートアップアニメーションの後で、待ち受け画面に表示されるのもファンシーなかわいい絵だ。うーんハイテク&近未来をイメージした腕時計ケータイのはずなのにこの中身はいったい何なんだろう。パッケージ写真を見て「すげー、クールだぜ!」と思って買った男性はこれをみてショックを受けること間違いなしだろう。まぁ壁紙は自分の好きなものに変えられるからなんとか我慢できるだろうか?スクリーンセーバーモード時のアナログ時計表示がパッケージ写真通りなのは一安心だ。
メニュー画面はさすがに他のトンデモケータイのようなアイコン表示ではなく、各アプリが一画面ずつ出てくるタイプだ。このアイコンもこれまたファンシー柄で、カッコつけて使うには不釣合いな絵柄ばっかりだ。外側は満足でも中身はがっかり、「金かえせー!」と叫びたくなってしまいそうだ。これで本体カラーが青とか赤とかピンクなどポップなものなら許せるんだけどねぇー。中身までは気が回らなかったってことなんだろう。
このAoKe-10、小さい画面ながらもきちんとタッチパネルになっている。だがスタイラスペンが付属しておらず、自分でテキトーなものを用意する必要がある。普通は短くても腕時計本体のどこかにペンが収納されているのだが、まぁ実際はどうせ電話かけるくらいしか使わないだろうからこれくらいの割り切りでもいいのかもしれない。ただ手書き文字入力もちゃんとできるので、なにかしらのペンは一緒に持っていたほうがよさそうである。
ところで画面の下を見ると、ショートカットキーとなるアイコンが4つ印刷されている。それぞれBluetooth、FMラジオ、QQ(チャット)、音楽プレーヤーだ。他のトンデモケータイならここが電話帳だったりメッセージだったりするのだが、このAoKe-10は腕にはめるメディアプレーヤーとしての用途を考えているのだろう。そのため他機種とは異なるショートカットアイコンを表に出してきているのだろう。なおBluetoothは当然通話に使ったり音楽をワイヤレスで聞いたりするためにBluetoothヘッドセットがあるのである。腕時計に直接向かって通話する、そんなカッコ悪い使い方をしてはいけないぞ!
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