てなわけで中国では古くから売られている腕時計ケータイ、最近では携帯電話そのものの小型化と低価格化が進んだことからさまざまな製品が出てきている。値段も今では1万円以下であり、安物の腕時計を買うくらいなら「ケータイ入りの腕時計」(笑)を買っちゃったほうがおトクかもしれない。またモノがモノだけに腕時計ケータイはケータイショップだけではなく洋服やアクセサリなど、ファッション系のお店で売られていることもある。とはいえ例によってメーカー名のない商品ばっかりなのでまともなところでは売っていないけどね。
今回買ってきたのはAoKe-10という製品だ。立方体のパッケージからしてケータイっぽくないのがいい感じである。パッケージ写真を見るとディスプレイの横に数字キーが並んでいる独特の形状をしている。腕時計っぽくは見えないが、これはこれでなにやら近未来的なイメージを与えてくれていないだろうか?もうちょっと垢抜けた写真にすればまさしくファッションアイテムにも見えなくもないかも。てかこんなケータイがフツーに売られちゃっているってのが中国は本当、トンデモナイ国だよなぁ。
さてお店で買うときに箱を開けてみて驚いたのは、なんと箱の中にケータイが入っていない!どーゆーこっちゃぁ!と思ったら、パッケージの中の入れ物の設計が悪くて本来はベルトをはずした状態で本体が収納されているとのこと。でもそれじゃ売るときメンドクサイってことで店員さんが仕入れたときにベルトを装着、あとはお客さんがきたら本体はショーケースから出して売っているらしい。ということは持ち帰るときは本体だけを別にビニール袋にいれてくれる、なんて情けない状態になっちゃうのだ。
付属のアクセサリはヘッドセットと充電器くらいで大したものはない。また腕時計ケータイだからもしかしたらすごい機能があるかもしれないと思ってマニュアルを見たら、全然違う機種のものが入っている!まぁこんなケータイ買ってマニュアルを読むことなんてそもそもないんだけどさ、中を読んでみても文章だらけで「どのキーを押せ」なんて説明もない。これはおそらくどーでもいいケータイ用にどこかが作った共通マニュアルなのだろう。
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