「Windows Phone 7」のターゲットと「iOS」「Android」への挑戦--S・バルマー氏が語る - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年10月14日 07時30分

--遅れを取り戻すことには、追い付こうとする相手よりも早く動かなければならないという面があります。Androidは毎日のように違うバージョンが登場しているように思えます。Appleはそれほど頻繁ではないものの、毎年かなり大きく進歩する傾向にあります。Microsoftではどの程度積極的なスケジュールで携帯電話のプロジェクトを進めていますか。

Ballmer氏:われわれが今よりも定期的に機能を発表し、毎年大きく進歩する様子をご覧いただけるでしょう。公平に言って、Appleは1年から2年に1度、かなり大きく進歩しているといえると思います。

 Googleが踏む手順の多くは無秩序で、必ずしも十分には考え抜かれていないように思います。良い製品がないというわけではありません。当然われわれは速いペースで進めるつもりです。

--Windows Phoneはユーザーエクスペリエンスと、その洗練度と一貫性の点で優れているようですね。まだ少し後れをとっているのは技術的な「チェック項目」にあたる点であるように思われます。技術に精通したユーザーにとっては物足りないものになるのではないかと心配していますか。

Ballmer氏:確かに、われわれはある理由でコピー&ペースト機能の提供が2011年の初頭になると発表しました。いろいろとご意見をいただいたことも確かです。最終的には、技術に詳しい人も、そうでない人も、この携帯電話を好きになってくれると思います。

--この先、例えば今から1年後に、Microsoftが成功したと言えるためにはどの程度の市場シェアを獲得している必要があるでしょうか。1ポイントでも2ポイントでも獲得すれば成功ですか。それとも、もっと必要でしょうか。

Ballmer氏:予測をするつもりはありません。予測しても特に意味はないでしょう。この市場は非常に変化が激しいと思います。奇妙なほど多種多様な企業が参入しています。常に誰かしら注目を浴びる存在がいます。Googleのケースでは、Android搭載端末が本当にAndroid搭載端末なのかはわかりません。他方でさほど注目を浴びない人たちもいます。われわれがその中でどのような位置を占めるのかはまだわかりませんが、現実に一定の進歩を遂げるチャンスについては楽観的に考えています。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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