D99本体のデザインは中国メーカーとしてはかなりがんばったものだ。本体サイズは高さ113.3mm×幅56mm×奥行き13mmで手に持った感じも悪くない。当然のことながらデュアルSIMカード対応でデュアル待ち受けもできる。だが本体正面を見てみるとなんだか不思議なデザインをしていることに気がつくはずだ。「あれ?これって間違い探し?」と思う人もいるかもしれない。フルタッチケータイといえば大きいディスプレイの下に発信と切断キーが配置されているのが普通だが、このD99はなんと画面の上にも同様に発信と切断キーがあるのだ。これって上下ひっくり返しても使えるってこと?過去には韓国製の両面ケータイやら、中国の美しいけど両面使えちゃうケータイなんてのを紹介してきたが、上下どっちも使えるケータイはこれが史上初かもしれない。
よーく考えてみればトンデモケータイたちはデュアルSIMカード対応だ。だからたいていのトンデモケータイは発信キーが2つある。ということはこのD99は上と下の発信キーがそれぞれSIMカード1、2に対応しているということなのだろうか?さっそくD99の電源を入れてみて、まずは本当に上下どちらのキーも使えるのかどうかを試してみることにした。フルタッチ画面から電話モードにしてみると、数字キーパッドが画面に表示されそこにはデュアルSIMカードに対応した緑色の発信ソフトキーが2つ表示されている。
さてここでディスプレイ下の緑キーを押すと、SIMカード1から発信されるのではなくどちらで発信するか選択する画面が表示される。ディスプレイ上の緑キーを押しても同様の画面が出るだけだ。すなわちD99のディスプレイ上下のキーは単純に上にも下にも同じキーがついている、というだけなのである。ためしに電源のON/OFFも、上下どちらの赤いキーを押しても可能だ。
ではなんで上にも下にもキーがついているのだろう。D99は本体を上下反転させると画面表示も反転する、なのでどちらを上にしても使えるようにってことでデュアルボタンになっているようだ。でもそもそも画面表示を反転させる意味合いなんてあるのだろうか?それにわざわざ上下にキーを配置させることで特殊な機能でもあるのだろうか?付属のマニュアルを読んでみたところ特別な機能があるわけではなく、やはり意図は謎だ。そもそも上下を気にしなくていい場所なんて無重力な宇宙空間くらいじゃないだろうか。ってことはまさかこのD99、「宇宙船で使うこと」を考えている!?でも携帯の電波は宇宙じゃ飛んでないからそんな大それた設計なワケないよなぁ。
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