もちろん世界最大のチップメーカーであるIntelは、自分たちの方が優位に立っていると考えている。なぜならIntelは同社の最先端の製造テクノロジによって、より早い時期に、より多くのものを1つのシリコン上に統合できるからだ。例えば、Intelの「Atom」チップは既に2つのプロセシングコアとグラフィックス機能を単一のシリコン上に統合している。
また、Intelは2010年に32ナノメートルテクノロジへの移行を最初に果たした。それによって、Intelはチップ上により多くの機能を詰め込めるようになった(AMDの製造パートナーであるGLOBALFOUNDRIESは2011年まで同テクノロジへの移行を行わない予定だ)。Intelの次期32ナノメートルアーキテクチャ「Sandy Bridge」は、この取り組みが結実したものになるだろう。IntelのシニアフェローであるMark Bohr氏は「Sandy Bridgeは同一チップ上で、複数のコアをグラフィックス回路と統合している。Intelは統合デバイスメーカーであるため、これらすべての部品を社内で最適化して、他社よりも早く最先端の製品を発売することができる」と話す。
さて、AMDとIntelが今後6〜12カ月ほどの間に発売を予定しているノートPC中心のテクノロジをここで簡単に紹介しよう。もちろん、最終的にどちらが勝つかを決めるのは消費者である。
AMDの「Ontario」(2010年):
*Taiwan Semiconductor Manufacturing Company
AMDの「Llano」(2011年):
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」