「Sandy Bridge」はおそらく、Intelにとって最も重要な未来のテクノロジだろう。では、Sandy Bridgeとは具体的にどういうものなのだろうか。
Intelはここ12カ月くらいの間、同テクノロジについて慎重な姿勢を取り、断片的な情報しか明かしてこなかった。しかし今では、同テクノロジがIntelをどのように前進させるかについて理解できるだけの情報が出そろっている。
簡単に言うと、Sandy BridgeはIntelの次世代のマイクロアーキテクチャだ。つまり、同社プロセッサの再設計である。チップの再設計はIntelにとって最も重要な取り組みであり、2年ごとに実施されている。現行の設計である「Nehalem」は2008年11月に発表され、「Core i3」「Core i5」「Core i7」プロセッサのすべてに採用されている(i5とi7は米国時間4月13日、ついにApple製ノートブックに搭載された)。その後継製品であるSandy Bridgeは、第4四半期に生産段階に入る予定だ。
IntelのエグゼクティブバイスプレジデントであるDavid Perlmutter氏は先週、北京で開催のIntel Developer Forum(IDF)の基調講演で、Sandy Bridgeに関する「詳細な情報は明かさない」としたものの、実際には同アーキテクチャの要点をいくつか発表した。
Intelは、Sandy Bridgeが大きな役割を果たす分野はノートPCだと、堂々と公言している。Sandy Bridge搭載ノートPCは、現在の最新Core i7搭載ノートPCよりも電力効率に優れ、一方で動画や音楽データの処理も高速になる。
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