禅ケータイ168はしっかりと作り込まれたボディに仏教コンテンツを満載するなど、大手メーカー品と見間違うほどまでしっかりした製品となっている。金ピカのボディは単体では派手な印象だが、お寺などで使ってみればおそらくこのデザインやカラーリングは違和感のない「仏具の一種」と思えてしまうだろう。背面に所有者の名前を漢字で掘り込む、なんてことができたらさらに雰囲気を盛り上げてくれるに違いない。
なお本体の表面は、着信があったり上蓋を開け閉めすると蓮の葉の彫りこみ周囲部分が赤と青に光る。これも派手さはなくむしろ落ち着きを感じさせるから不思議なものだ。しかしここまでやりながらなぜメーカー名がないのか本当に謎である。付属のマニュアルを見ても「説明書」とあるだけでメーカー名は一切ない。なお説明書の紙がわら半紙風なのはこれもまさか仏教に関連して質素なものを、なんて考えちゃっているのだろうか?
しかし毎年のように仏教ケータイが出てくるということは、これはやはり市場ニーズが高いということなのではないだろうか?ならばトンデモケータイメーカーたちにやらせずに、大手メーカーからも製品が出てきてもいいようにも思える。そしてたとえそうなったとしても、また別のトンデモメーカーから新たなる「新・仏教ケータイ」が出てくるのだろう。特定の人向けの製品ではあるが、今後様々な宗教系ケータイが出てくる時代がやってくるかもしれない。
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