「中身も仏教しております」--あの「禅ケータイ」が再び!中国トンデモケータイ図鑑 - (page 3)

中身も仏教しております

 では本体を開いてみよう。折り畳みスタイルのこの禅ケータイ、開いてみればそこもまた仏教ワールド。画面周りや数字キー、赤と緑の発信/切断キーの装飾など「いかにも」って感じがしないだろうか。またディスプレイ上部の小さいアイコン、どこかの宗派を感じさせるようなワンポイントが「本物感」を高めているようだ。なお数字キーの数字/英字のフォントはちょっと普通っぽいのが残念なところだろうか。まぁ大きい文字で見やすいので、ターゲットと思われる年配の方々の利用を意識してこのようなものにしたのだろう。

 続いて本体を起動しよう。起動中は蓮の葉のアニメーションに落ち着いた音楽が流れる。この禅ケータイを使う前に心の悩みや邪念を取り除き、気持ちを落ち着かせてくれる効果があるような気がしてしまうぞ。そして起動後の待ち受け画面もお釈迦様が壁紙だ。この壁紙はお釈迦様で3種類、お供え物の有無が各2種類の合計6種類もプリインストールされている。しかもお供え物ありの壁紙はろうそくとお線香の炎が動くアニメーションGIFを使っている辺りがニクイ演出だ。

 さてと、ではまずは電話をかけてみようか。数字キーを押してみると画面に表示される数字は黄金色した丸アイコン状のものだ。またメニューキーを押せば、数珠をイメージしたかのような14個の丸い黄金色アイコンが画面の中に現れる。トンデモケータイによくある3×4のメニューアイコンではなくこんな表示にしちゃうなんて凝りまくっているところがこれまたうれしい。外装だけじゃなく中身もこれだけやってくれると「買ってよかった」と購入者の誰もが思うんじゃないだろうか。

 そうそう、しばらく放置しておくと待ち受け画面がスクリーンセイバーモードになるのだが、この時に表示される時計がこれまたいい感じのものなのだ。もちろん時計は現在時刻が表示され秒針も動く。時計表示中に何かのキーを押すと待ち受け画面表示に戻ってしまうのが勿体無いくらいで、「仏教時計」という機能としてこの時計を常時利用できるようにしてもらいたいものだ。

本体を開くとこれまた凝りまくっているぞ 本体を開くとこれまた凝りまくっているぞ※クリックすると拡大画像が見られます
起動中は蓮の葉のアニメ 起動中は蓮の葉のアニメ※クリックすると拡大画像が見られます
待ち受け画面は御釈迦様。お供えあり、無しのパターンがある 待ち受け画面は御釈迦様。お供えあり、無しのパターンがある※クリックすると拡大画像が見られます
電話をかけるときの数字表示やメニュー。いい雰囲気だ 電話をかけるときの数字表示やメニュー。いい雰囲気だ※クリックすると拡大画像が見られます
スクリーンセーバーモード時の時計表示 スクリーンセーバーモード時の時計表示※クリックすると拡大画像が見られます

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