ビル・ゲイツ氏インタビュー--慈善事業、バッテリ、タブレットを語る - (page 4)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年08月12日 07時30分

--あなたの財団でそのソフトウェアの設計を行う予定なのですか。

Gates氏:いいえ、そうではありません。わたしが財団の形で資金を提供する分野の1つに、この疾病モデリングソフトウェアという分野もあります。モデリングソフトウェアには多くのさまざまな種類があります。これ(疾病モデリングソフトウェア)については、研究者が無料で接続できるようにすべきだと決めたところです。こういったものの多くは、熱のモデリングであれ、恵まれない人々のためのさまざまな技術革新に使用したものであれ、単に商用パッケージを使用しており、それで十分うまくいっています。

 わたしは「Global Good」という取り組みを行っています。これはNathan Myhrvold氏のグループを通じて科学的な発明に資金を提供するものです。疾病モデリングに資金を提供しました。2011年中に、研究に参加する研究者たちに公開する予定です。

--時間の大半を財団のことに充てているのですね。Microsoftのプロジェクトの中で深く関わっているものはまだあるのですか。

Gates氏:取締役会のメンバーを務めているので、当然真剣に関わっているといえるでしょうね。Steve(Ballmer氏)とブレインストーミングを行っていますし、「Office」のリリース計画など、新しい製品マイルストーンが予定されているときは、それに加わります。現在最も時間を割いているのはおそらく検索でしょう。

--タブレット型デバイスは、あなたが長年ビジョンを抱いてきたものですね。このところ、あるタブレット型デバイスが大いに注目を浴びており、それは必ずしも御社のソフトウェアを使用するものではないようです。その分野にもまだ資金を投入するつもりはありますか。

Gates氏:確かに言えるのは、すべての種類の新しいフォームファクタのデバイスにとってWindowsを最高の選択肢にする方法について、わたしからWindowsグループに多くのメールを送っているということです。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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