米国在住の資産家数十人が、保有資産の大半を慈善事業に寄付する誓約書に署名した。この中には、Oracleの最高経営責任者(CEO)を務めるLarry Ellison氏も含まれている。
Bill Gates氏とWarren Buffett氏は世界の大富豪に対し、最終的に保有資産の少なくとも半分を寄付することを定めた「The Giving Pledge」(寄付の誓い)に署名するよう働きかけてきた。The Wall Street Journalは米国時間8月4日付の記事で、この誓約書への署名者が40人に達したと報じた。署名者にはEllison氏のほか、映画監督のGeorge Lucas氏、InterActiveCorp(IAC)の会長兼CEOを務めるBarry Diller氏、Microsoftの共同創設者Paul Allen氏、石油王(かつてYahooの株主でもあった)T. Boone Pickens氏などが名を連ねている。
Buffett氏は、声明で「この試みはまだ始まったばかりだが、すでに素晴らしい反響を得ている」として、次のように述べた。「根本的に、『The Giving Pledge』の目的は資産家に対し、自身が保有する資産やその使途について、家族内で重要な話し合いの機会を設けるよう求めることだ。われわれは、これほど多くの人たちがこの要請を実践していることを喜ばしく思っており、さらにその多くがこの誓いを立てるばかりでなく、50%という最低水準をはるかに超える金額を寄付すると約束してくれたことに感激している」
誓約書に署名した人全員のリストは、The Giving Pledgeのウェブサイトに掲載されており、この中にはQualcommの共同創設者Irwin M. Jacobs氏やeBayの創設者のPierre Omidyar氏、ハイテク関連の著名なベンチャー投資家John Doerr氏など、ハイテク業界の人物も何人か含まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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