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「iPhone 4」アンテナ問題会見--巻き込まれた競合各社の言い分 - (page 2)

文:Caroline McCarthy(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年07月21日 11時41分
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 両氏が16日に発表した声明には次のように記されている。「Apple自ら犯した失敗にRIMを巻き込もうとするAppleの行動は容認できない。RIM製品に関するAppleの主張は、意図的にアンテナ設計問題に関する一般の理解を歪めAppleの苦境から注意を逸らせようとする行動に見える」

 1カ月弱で300万台以上の端末を販売したAppleは、iPhone 4の発売を史上最も成功した新製品リリースだと宣言した。しかしこの「アンテナゲート事件」と呼ばれるアンテナ問題は、社会の上層部からの厳しい追及を招くに至った。Charles Schumer上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は、Appleに対して問題を無償で修正するよう求める公開書簡を発表した。またConsumer Reportsの警告後、一部のアナリストたちはこの問題が製品のリコールという結果を招くのではないかと考えた。

 入念に考案された広報戦略と、秘密保持が厳重な製品開発の文化を持つAppleは、かつて有名な「1984年」をモチーフにしたテレビCMで、George Orwellが描く世界の独裁者に対抗することを宣言したが、今ではApple自身がその独裁者に成り下がったとして、過去数年間、Google幹部などの上層部の人々から厳しく批判されている。広く成功を収めているiPhone 4に固有の問題ではない、とAppleが主張している今回のアンテナ論争も例外ではない。

 そこでAppleは、その後のより大規模な対応では、意識的に透明性を重視した。同社はアンテナ論争を受けて、動画を多用したウェブサイトを開設し、その中で徹底した社内テストの様子を紹介している。Appleはこれを、1億ドルを投資した「高度なアンテナ設計および試験室」の成果だとする。同サイトでは、iPhone 4とその先行機種「iPhone 3GS」に加えて、サムスンの「Omnia II」、HTCの「Droid Eris」、「BlackBerry Bold 9700」をアンテナ部分が手で直接覆われるように握った場合に電波が減衰する様子を示す動画が掲載されている。

 テストしたすべての端末について「電波の弱い場所では、この握り方が電波の強度によくない影響を与える可能性がある」と診断されている。

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