英語モードになればこっちのものだ。フルタッチケータイなのでアイコンやメニューを指先でタップすれば簡単に操作できる。ところでトンデモケータイは画面のフルタッチ機能は当たり前だが、細かい操作や手書き入力のためにスタイラスペンを内蔵していることが一般的だ。だが、このE130はスタイラスは付属せずにすべてを指先だけで操作するようになっている。本体にもスタイラスペンを収納するスペースは元からない。
但しスタイラスペンがないためか手書き文字入力には対応していない。もっとも中国語=漢字の入力は考えられていないし、アルファベットやキリル文字を入力するのであればソフトキーを使っての入力でも十分なのだろう。ソフトキーはもちろん英語とロシア語両方に対応している。まぁ冬は寒いというか極寒なロシア、スタイラスを出して手書きで書こうにもペン先が震えて手書きは無理だろうからソフトキーを使うのがおそらく実用的なんだろう。
その他の機能はトンデモケータイとして一般的なものばかり。Bluetooth搭載、カメラはVGAながらも動画も撮影可能だ。アプリは「電卓」「通貨換算」「Ebookリーダ」くらい。ゲームは2種類。まぁ価格は100ドル以下程度であるしそれほど使い込む端末ではないのでこんなもんだろう。またケータイコンテンツを見るためのWAPブラウザは、デフォルトで中国移動の設定が入っている。この部分だけはさすがに他のトンデモケータイと一緒であり、ロシアの通信事業者の設定をプリインストールするところまでは間に合わなかったようだ。なおFlyはWAPサイトも提供しておりコンテンツなども利用できるようで、設定方法を別紙で付属させるなどブラウザ機能はぜひ使ってほしいと考えているようである。
E130は使ってみると画面が広くアイコンや文字サイズも大きいため、ペンがなくとも十分操作はできる。また各操作後に表示されるメッセージも大きい表示のため見やすく、安い端末を使っているという印象も受けない。ちゃんと指先だけで使えるようにしており、たとえばiPhoneのように左手で持って親指で画面をテキパキとタップしていく、そんな使い方もできるちゃうのだ。今まで使ってきたトンデモケータイと同じ中身なのに、このE130はそれらよりも使いやすい印象を受けてしまうのはロシアのウォッカを飲みながら操作しているせいであろうか(筆者注:実際はそんなことしてません)。
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