ではパッケージを開けてみよう。パッケージは内部も黄色にカラーコーディネートされているのが美しい。その真ん中にE130本体がきれいに収められているが、なんとなくロシアっぽい、というか今まで紹介してきた中国のトンデモケータイとはだいぶ趣が異なっている感じだ。この色合いは日本人や中国人にはちょっとなじめないものかもしれないが、ロシアではきっと「おぉっ!かっこいいー!」と若者たちが飛びつているのだろう(想像だが)。でもこの黄色は派手な色調じゃなく若干の落ち着きのあるいい色合いだ。
E130の本体形状は、最近流行のフルタッチスタイル。とはいえiPhoneなどのハイエンドスマートフォンのような大型サイズではなく手のひらに収まる使い勝手のよさそうな大きさだ。大型ディスプレイの下にはFlyのロゴ、さらにその下には3つの操作ボタンがデザインよく並べられている。そして本体の下部は色調を変えて若干シルバーの入ったチタンカラーの素材を組み合わせるなど、単調になりがちな前面のデザインにアクセントを加えている。パッケージ写真のいいイメージがそのまま実機になった感じだろう。
側面は流線型の本体のフォルムに黄色の組み合わせ、これはスピード感を感じないだろうか。「スピード+黄色」といえば誰もが思い浮かぶのがランボルギーニだろうか。もしかしてこの本体カラーやデザインは大胆にもランボルギーニをインスパイアしているのかもしれない。前面下部から回り込んだチタン色パーツと背面の黒のパーツが微妙なコントラストを与えているあたりは工業デザイン製品の見本を見ているようでもあるし、うーんかなりかっちょいいぞ。
そして背面の電池カバーもシンプルな黒一色ではなく、流れをイメージしたようなラインが描かれている。カメラ回りのデザインも、余計な文字は書かれていない上になんとなくスポーツカーのパーツっぽいデザイン?いやはや、ロシアの名もないケータイと思いきやこの本体デザインはかなり凝った力の入ったものになっているのであった。ちなみに充電はminiUSB端子、ヘッドフォンは一般的な3.5mmジャックと汎用性の高いコネクタを採用しているのもポイントが高いぞ。
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