S・ジョブズ氏が語る「ポストPC時代」、Flash、グーグル--D: All Things Digital - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年06月04日 11時38分

 ほかにこのインタビューで明らかになったのは、Appleが実は「iPhone」より前に、iPadのようなタブレットデバイスに取り組んでいたということだ。しかしAppleは、出荷台数の点ではPC市場さえもはるかにしのぐ規模を持つ、携帯電話市場を切り崩す機会に恵まれたため、タブレットデバイスの開発を延期したという。

 流出したiPhoneをめぐるGizmodoとのトラブルについてしきりに聞かれたJobs氏は、その裏側を少しだけ語った。Jobs氏はそのiPhoneが盗難された可能性があるとしている。

 「バーに置き忘れられたのか、あるいはバッグから盗まれたのかという点について議論がある」(Jobs氏)

 Jobs氏は、この問題全体が大きなストーリーになると認めた。同氏は「盗みは出てくる。盗品の購入はあるし、強要もある」と述べ、どこかにセックスシーンもあるもしれないと付け加えた。「このストーリーで誰か映画を作るべきだ」(Jobs氏)

 Jobs氏は、AT&T、AdobeとFlash、GoogleとAppleの関係についての考えなど、さまざまな話題にも触れた。自分自身やAppleのほかの社員の日常についてさえ語っている。

AT&Tの問題

 Jobs氏は、問題はあるが、AT&Tは最速の3Gネットワークを提供しているとした。品質問題は改善しつつあると考えているとしながら、もっと早く改善してくれれば良かったとも述べた。「確かに多少は問題があると思っている」(Jobs氏)

 司会のWalt Mossberg氏から、米国で複数の通信業者からiPhoneを提供することにメリットがあるかと聞かれて、Jobs氏は「あるかもしれない」と答えた。

 通信業者の拡大が2010年に行われる可能性については、明言を避けている。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]