ほかにこのインタビューで明らかになったのは、Appleが実は「iPhone」より前に、iPadのようなタブレットデバイスに取り組んでいたということだ。しかしAppleは、出荷台数の点ではPC市場さえもはるかにしのぐ規模を持つ、携帯電話市場を切り崩す機会に恵まれたため、タブレットデバイスの開発を延期したという。
流出したiPhoneをめぐるGizmodoとのトラブルについてしきりに聞かれたJobs氏は、その裏側を少しだけ語った。Jobs氏はそのiPhoneが盗難された可能性があるとしている。
「バーに置き忘れられたのか、あるいはバッグから盗まれたのかという点について議論がある」(Jobs氏)
Jobs氏は、この問題全体が大きなストーリーになると認めた。同氏は「盗みは出てくる。盗品の購入はあるし、強要もある」と述べ、どこかにセックスシーンもあるもしれないと付け加えた。「このストーリーで誰か映画を作るべきだ」(Jobs氏)
Jobs氏は、AT&T、AdobeとFlash、GoogleとAppleの関係についての考えなど、さまざまな話題にも触れた。自分自身やAppleのほかの社員の日常についてさえ語っている。
Jobs氏は、問題はあるが、AT&Tは最速の3Gネットワークを提供しているとした。品質問題は改善しつつあると考えているとしながら、もっと早く改善してくれれば良かったとも述べた。「確かに多少は問題があると思っている」(Jobs氏)
司会のWalt Mossberg氏から、米国で複数の通信業者からiPhoneを提供することにメリットがあるかと聞かれて、Jobs氏は「あるかもしれない」と答えた。
通信業者の拡大が2010年に行われる可能性については、明言を避けている。
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