モバイルの面では、Microsoftは、Exchange ActiveSync」の使用により、「Windows Live」の電子メール、カレンダー、コンタクトを携帯電話と同期可能にする予定である。Hotmailと企業の「Exchange」アカウントの両方を利用するには、ユーザーは、2つの「ActiveSync」接続をサポートする携帯電話が必要となる。現時点では、「Palm Pre」など数機種の電話がこれをサポートするが、「Windows Phone 7」や「iPhone OS 4」はこの機能をサポートするとJones氏は述べた。
Microsoftのゼネラルマネージャーを務めるBrian Hall氏は最近の米CNETとのインタビューの中で、これらの機能の多くについて、搭載予定であることを示唆していた。
ユーザーが独自の電子メールフィルタを作成する機能に加えて、新しいHotmailでは、独自のビューを作成することもできる。例えば、発送通知用や、全電子メールメッセージの中で大きな割合を現在占めているソーシャルネットワークのアップデート通知用などに別々のビューを作成することができる。
Microsoftは、ユーザーが暗号化HTTPS接続を用いて電子メールを送信するオプションも追加する予定である。2010年1月にはGoogleが、同社のメールサービスがサイバー攻撃を受けたことを踏まえて、セキュアなネット接続をデフォルトにした。
今夏のアップグレードには含まれないが予定されている機能として、単一のアカウントで複数の電子メールエイリアスを使用できる機能と、メールアカウントを新しい名前に変更するオプションの2つがある。後者の機能は、ユーザーが新しいアカウント、電子メール履歴、コンタクトリストを1から作成することなく、例えば、「DaveDrinks21」から「Davethefuturegovernor」に名前を変えたい場合などに特に便利である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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