Microsoftは、同社のウェブメールサービス「Windows Live Hotmail」をアップデートし、「Bing」検索との統合を強化した。2009年に入ってから一部のユーザーに対して導入されたHotmailの「Quick Add」メニューは、地図や映画上映時間、レストラン、画像、動画を迅速にウェブ検索できるようにするものだ。これまでは「Windows Live」検索が使われていたが、米国時間7月9日からはBingの検索結果が使用されるようになった。
これまでと同様に、検索結果はウィンドウ内の右側に表示され、送信メッセージや返信に挿入することができる。地図や動画は簡単にリサイズでき、動画の場合は挿入前にプレビューすることができる。
処理に関して1つ残された制約は、Quick Addメニューに表示された数件以上の検索結果がほしい場合に、Hotmailの外部、Bing.com上でそれらを取り出さなければならないという点である。そしてその場合は、送信メッセージにコンテンツを簡単に追加することのできるボタンは使用できないという点だ。
また、これまでと同様に、Quick Addメニューを不使用時に最小化することはできない。多くのユーザーが、Quick Addメニューを削除するための特殊なブラウザエクステンションやCSSハックを作成している。Quick Addメニューはその実用性のわりに、画面右側の200ピクセルほどを占有し、最小化することもできないからだ。
Quick Addメニューは、すべての言語にローカライズされているわけではない。Microsoftによると、このアップデートされたツールが受信箱に表示されるのは、オーストラリア、カナダ、中国、インド、米国、および英国のユーザーのみであるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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