企業向けの「Microsoft Office 2010」の発売前夜、Googleは、企業が生産性スイートをアップグレードするのに、もっと良い方法があると主張した。
Googleが主張するには、企業は新しいバージョンのためにMicrosoftに代金を払う代わりに、現在持っているバージョンのOfficeを使い、「Google Docs」を組み合わせることでコラボレーションツールとウェブベースツールを追加するのが賢明だという。
Googleのエンタープライズ担当プレジデントDave Girouard氏は、米国時間5月10日のインタビューで、「ほとんどの人は、初めは期待していないかもしれないが、Google DocsがOfficeとうまく連携して動き、実際にOfficeをよりよくすることに気が付いている」と語った。
Microsoftの主力製品であるOfficeと対決することは、ほかの多くの企業にとって骨折り損であることが証明されているが(「StarOffice」を覚えているだろうか)、Googleには、ほかのどんな企業も対抗できないリソースがある。
Girouard氏はまた、クラウドコンピューティングの世界が始まろうとする中、Microsoftのアプローチは、新しいブラウザベースの「Office Web Apps」が追加されるとしても、時代遅れに見え始めていると主張する。
「Microsoftが作っている製品は、補完するものとして設計されており、デスクトップアプリケーションを必要とする。われわれが作っている製品は、デスクトップアプリケーションに全く依存しない」(Girouard氏)
以下は、筆者とGirouard氏との対話を編集したものだ。
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