PC時代の目標は、1人の人が、1台のコンピュータで、それまでにはできなかったことをするということだったと思います。例えば、見栄えのよいチラシを作るには、以前は印刷業者に行く必要がありました。これは、1980年代から90年代には、本当に魅力的でした。今のコンピューティングの時代が目指しているのは、人々がいろいろなことを協力して行うということだと思います。ウェブは、それを可能にするプラットフォームです。
Girouard氏:もちろん、ブラウザ自体がデスクトップソフトウェアですから、われわれはブラウザの現状を前進させたいと思っており、「Google Chrome」に多くの力を注いでいます。ブラウザだからと言って、開発プラットフォームとして、デスクトップOSと同程度に良いもの、あるいはデスクトップOSよりも良いものになれないということはありません。われわれは一般に、デスクトップに多くのアプリケーションをインストールして、アップグレードやパッチ、発生するセキュリティ上の問題すべてを管理する必要があるという状況は避けるべきだと考えています。
非常に強力なブラウザが1つあれば、それはChromeに限らず、「Internet Explorer」であってももちろんかまいませんし、「Firefox」や「Safari」などでもかまいませんが、常にアップデートされるアプリケーションを1つ持っていれば、より安全になるので、非常に効果的です。デスクトップの管理という意味でのメンテナンスが少なくなります。また、プラットフォームをまたいで動作します。これらすべてのことによって、一般的なユーザーにとってもITを専門とする人にとっても、生活がずっとよくなると思います。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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