次に挙げるのは、「Aero Peek」というWindows 7の機能への対応だ。これは、タスクバーのChromeアイコンにマウスポインタを合わせると、開いているブラウザタブのサムネイル画像がポップアップするものだ。当然だが、「Internet Explorer」はこの技術をサポートしている。
しかし、Chromeの開発者プレビュー版にAero Peekのサポートが追加されると、問題追跡サイトでのコメントの調子が、「急げ。ほかのブラウザは対応している」から「この苦痛を止めてくれ。オフにするスイッチをくれ」のようなものに変わった。というのも、多くの人が一度に数十のタブを開いており、そうなるとこの機能が煩雑で役に立たなくなることがあるからだ。現在、Chrome向けAero Peekの調整が進められている。
Chrome 5でサポートされるWindows 7の機能には、ほかにも「ジャンプ リスト」がある。これは、Chromeのメニュー項目をクリックしたときに、実行できる操作のメニューを表示するものだ。
Googleが、Chrome 4の主な機能である拡張機能のサポートを組み込むのには、予想よりも長い時間がかかった。拡張機能は、ほかの人がChromeの機能をカスタマイズできるようにするものだ。この統合は困難だったため、Mac版の拡張機能が4.xベータ版で実現されることはなかった。Chrome 5では、Googleがサポートする3つのOSすべてで拡張機能が利用できるようになる。
そして、拡張機能がChrome 5で変わる。いくつかの新しいブラウザインターフェースによって、プログラマーは拡張機能でできることを広げることが可能だ。例えばhistory APIによって、拡張機能がユーザーのブラウジング履歴にアクセスできるようになる。ほかにもいくつかの可能性があるが、Chrome 5では予定されていない。
Chrome 4.1で、Windowsユーザーには提供され、MacユーザーとLinuxユーザーには届けられなかった機能がある。その1つは、ページが別の言語で書かれていることが検出されたときに表示される自動翻訳ポップアップだ。Chrome 5では、これがMacとLinuxに対応する。
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