技術業界で仕事を探しているならば、Fortuneの働きやすい企業ベスト100社をチェックするとよいかもしれない。
Fortuneのランキングに選ばれた技術企業には、第1位のSAS、第4位のGoogle、第16位のCisco Systems、第42位のAdobe Systems、第51位のMicrosoftなどがあった。企業には、給与や待遇など、いくつかの項目に基づいて点数がつけられた。相変わらず厳しい雇用情勢を考慮し、Fortuneは各企業の雇用成長率も評価項目に入れた。
第1位に輝いたソフトウェア企業SASについてFortuneは、様々な特典が存在する点を評価した。同社は月額410ドルで質の高い託児所を提供しており、月額保険料の90%を負担する。また、病欠日数に制限がなく、独自の医療センターや無料のフィットネスセンター、図書館、子供向けサマーキャンプを用意している。従業員の離職率は業界最低水準の2%。SASは、このような特典にもかかわらず、かなり収益性が高く、世界最大の株式非公開ソフトウェア企業であるとFortuneは述べている。
第4位のGoogleは、主にその待遇が評価された。この数年間でいくつかの特典が廃止されたが、それでも従業員に対し、オンサイトのジムや託児所などを提供している。同社は最近、確定拠出年金(401k)への拠出も拡大し、ストックオプション交換プログラムを追加した。今でも同社のエンジニアは、就業時間の20%を自分で選んだプロジェクトに割くことができる。雇用成長率に関する統計は得られなかったが、Googleは2010年、数千人規模の新規雇用を計画しているとFortuneは述べた。
ストレージプロバイダのNetAppも第7位と、上位10社にランクインした。人員削減を実施した2009年は、同社にとって苦しい1年となったが、Fortuneは、NetAppの人員削減方法を評価した。主要幹部が遠方のオフィスを訪問し、人員削減について説明し、手厚い解雇手当を提供した。同社に残った従業員に対しては、ストックオプション交換制度と、これまで以上の奨励金を提供した。しかし、2010年も雇用成長率は横ばいで、現在の募集人数はわずか225名と、厳しい状況が続いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス