フォトレポート:大陸間弾道ミサイルの50年 - 2/22

文:Jonathan Skillings(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年12月11日 07時30分
 1987年6月、ワイオミング州にあるF.E.ワーレン空軍基地上空の快晴の青空を向いて、サイロに格納されているLGM-118A Peacekeeperミサイルの先端部。当初「MX」と呼ばれたこのミサイルは、1986年から2005年まで配備された。2005年に、50基あったPeacekeeperの最後のミサイルが、第二次戦略兵器削減条約(START II)に従って退役した。この条約によって、すべての多弾頭ICBMが廃棄された。

 しかし現在でも、大陸間であるかより短い射程距離であるかにかかわらず、弾道ミサイルは世界の大きな悩みの種となっている。最近米国が、東欧地域での弾道弾迎撃ミサイル計画を破棄する決定を下したことで、近年のロシアとの緊張は緩和されたが、イランや北朝鮮といった国における核兵器開発活動は今でも深刻な懸念となっている。

 Peacekeeperは、全高71フィート(約22m)、重量95トン以上で、射程距離は6000マイル(約1万km)以上、最大時速は約1万5000マイル(約2万4000km)だった(LGM-118Aの「L」はサイロ発射型、「G」は対地攻撃、「M」はミサイルを表す)。

 1987年6月、ワイオミング州にあるF.E.ワーレン空軍基地上空の快晴の青空を向いて、サイロに格納されているLGM-118A Peacekeeperミサイルの先端部。当初「MX」と呼ばれたこのミサイルは、1986年から2005年まで配備された。2005年に、50基あったPeacekeeperの最後のミサイルが、第二次戦略兵器削減条約(START II)に従って退役した。この条約によって、すべての多弾頭ICBMが廃棄された。

 しかし現在でも、大陸間であるかより短い射程距離であるかにかかわらず、弾道ミサイルは世界の大きな悩みの種となっている。最近米国が、東欧地域での弾道弾迎撃ミサイル計画を破棄する決定を下したことで、近年のロシアとの緊張は緩和されたが、イランや北朝鮮といった国における核兵器開発活動は今でも深刻な懸念となっている。

 Peacekeeperは、全高71フィート(約22m)、重量95トン以上で、射程距離は6000マイル(約1万km)以上、最大時速は約1万5000マイル(約2万4000km)だった(LGM-118Aの「L」はサイロ発射型、「G」は対地攻撃、「M」はミサイルを表す)。

提供:SSGT Ronald Rush/U.S. Air Force

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