フォトレポート:大陸間弾道ミサイルの50年 - 14/22

文:Jonathan Skillings(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年12月11日 07時30分
 1987年9月、破壊され破棄されようとしていた、アーカンソー州リトルロック空軍基地のTitan IIミサイルサイロ。ミサイルは取り除かれ、サイロのいたるところでコンクリートに穴が掘られ、合計7500ポンド(約3400kg)の爆発物が埋め込まれた。

 Titan IIは、初期のICBMから一歩進んで、サイロ内部から約60秒で発射することができた。これを実現できた要因の1つは、「自動点火性」の液体燃料を利用したことだ。この燃料はミサイル内で常温保存でき、互いに接触することにより発火する(対照的にTitan Iは、発射時には地上まで上昇させる必要があり、その過程に15分以上を要した。燃料には、酸化剤である超低温の液体酸素と、「RP-1」ケロシン燃料を組み合わせて利用していた)。Titan IIはまた、高度な「全慣性」誘導システムを搭載していたため、地上からコンピュータで制御する必要がなかった。

 1987年9月、破壊され破棄されようとしていた、アーカンソー州リトルロック空軍基地のTitan IIミサイルサイロ。ミサイルは取り除かれ、サイロのいたるところでコンクリートに穴が掘られ、合計7500ポンド(約3400kg)の爆発物が埋め込まれた。

 Titan IIは、初期のICBMから一歩進んで、サイロ内部から約60秒で発射することができた。これを実現できた要因の1つは、「自動点火性」の液体燃料を利用したことだ。この燃料はミサイル内で常温保存でき、互いに接触することにより発火する(対照的にTitan Iは、発射時には地上まで上昇させる必要があり、その過程に15分以上を要した。燃料には、酸化剤である超低温の液体酸素と、「RP-1」ケロシン燃料を組み合わせて利用していた)。Titan IIはまた、高度な「全慣性」誘導システムを搭載していたため、地上からコンピュータで制御する必要がなかった。

提供:TSgt. Mark Clagg/U.S. Department of Defense

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