News Corp.、コンテンツのグーグル非掲載でマイクロソフトと提携か--英報道

文:Steven Musil(CNET News) 翻訳校正:湯木進悟2009年11月24日 08時10分
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 News Corp.を指揮するRupert Murdoch氏は、Googleなしでいくことについて真剣だったのかもしれない。

 The Financial Timesは英国時間11月22日、News Corp.とマイクロソフトがNews Corp.の有するウェブコンテンツをGoogleの検索エンジンリストから実質的に外す計画について話し合いを開始したと、この状況に詳しい情報筋の話として報じた。Googleに対抗する検索エンジン「Bing」を有するMicrosoftはまた、これまでに何度か他のメディア大手と接触して、各社コンテンツをGoogleの検索結果に表示しないようにする話し合いを進めてきたと伝えられている。

 Microsoftの関係者に対して、この件に関するコメントを求めたものの、速やかな回答は得られなかった。

 両社は過去にも、ウェブ検索における提携を協議していると伝えられてきた。Microsoftが2008年に米Yahooの敵対的買収を仕掛けて失敗した頃に、Microsoftは、News Corp.と「真剣な」交渉を進め、Yahooを共同で買収する案について討議を重ねたと報じられていた。

 The Wall Street Journal(WSJ)、New York Post、20th Century Fox、Fox News、Huluなどを含む新聞、テレビ、インターネットメディアの王国を指揮するMurdoch氏は、同氏が有する複数のサイトが、まもなくGoogleの検索リストに掲載されなくなる可能性について、11月に入って示唆していた。Murdoch氏は、Sky News Australiaとの最近のインタビューの中で、Googleは、同氏が有する企業のコンテンツを「盗んでいる」と厳しく訴えていた。では、なぜ単にGoogleの検索結果から同氏の有するウェブサイトが表示されないようにする措置を講じないのかについて尋ねられた時、同氏は「われわれはそうすることになると思う。だが、それは課金を開始する時のことである」と答えた。

 Murdoch氏およびNews Corp.の複数の幹部は、広告収入モデルを廃止し、読者や視聴者に同社コンテンツへのアクセス時に課金する計画について言及してきた。

 WSJやAssociated Pressを含む、米国内で非常に大きな影響力を持つ複数のニュースソースの幹部が、過去数カ月に渡って、深刻化する財政関連の問題の一因に、Googleや他の似たようなウェブサービスを挙げて、非難を繰り返してきた。

 Googleは、ニュースと連携した広告を販売しているが、ニュースサイトから「記事をスクラップしている」としている。同社は、コンテンツを取得したウェブサイトへとリンクを返してはいるものの、広告収入を分け合うことはしていない。

 Googleは11月に入って声明で、「パブリッシャーがコンテンツをウェブ上に掲載するのは、そのコンテンツが発見されることを望むからである。『Google News』や検索にコンテンツが含まれないことが選択されるのは、ごく稀なケースである。しかしながら、もし対象に含まれないように望むならば、いつでもわれわれはその要望に応じている」と語った。

 メディア企業がGoogleを攻撃する姿勢に批判的な人々は、もし本当にメディア企業側が検索エンジンによるインデックス化を望んでいないならば、ウェブサイトにページのインデックス化を進めるボットのアクセスを妨げる単純なコードなどを含んだ「robots.txt」ファイルを追加すれば、いつでもその望みをかなえられる点を指摘している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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