中国に数あるトンデモケータイ。ここ数年の中でおそらくもっともインパクトある製品が今回紹介する「タバコ型ケータイ」だ。まずはケータイショップの店頭で初めてこのタバコ型ケータイを見かけたときに撮影した写真をお見せしよう。
一見するとケータイ、ライター、タバコが仲良くパッケージされているように見える。そのときは「ケータイ売るのにタバコを付けてきたか。さすが愛煙家大国の中国だなぁ」と関心したのだが、実際に製品を見せてもらって「うぉぉぉ〜!」と驚いてしまった。
このいかにも中国チックなデザインのタバコ「中華」は、中国でも有名な高級タバコである。それこそ中国へ行けばどこにでも売っている。これだけ有名なタバコだからこそ、ケータイのおまけ付けて売ればこのケータイも売れるに違いないだろう。
しかしこのケータイメーカーの考えはそんな生易しいものではなかったのだ。そもそも高級タバコとはいえ、1万円のケータイにタバコを付けたところで、お買い得感を感じる中国人がどれくらいいるだろうか?
ではさっそくパッケージに入っている左側のケータイと、右側のタバコを取り出してみよう。ケータイは──ん?本体の厚みが半分しかない?これで動くの?そしてタバコは──むむっ?こっちも半分しかない?あれれ、この両者、もしかしてくっついてしまうのかぁっ!!
そう、なんと合体させるとまさしくタバコ型のケータイになってしまうのだ。製品には「タバコ王ケータイ」との名前が記載されているが、その名の通りこいつはタバコの形状をしたケータイなのだ。恐るべし中国!
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