唐突な話だが、みなさんは中東・ドバイという国をご存知だろうか。オイルマネーで潤うドバイは世界でも有数のお金持ち国家だ。世界最高層のビルを建設中だったり、水中にホテルを建てちゃったりとやることなすこと我々の常識を超越しまくっている。いわば「トンデモ国家」と呼んでもよいのがドバイなのだ。
そんなドバイの象徴とも言えるのが世界一豪華と言われる七つ星ホテル「Burj Al Arab(バージ・アル・アラブ)」だ。ホテルとして世界最大級の高さを誇るだけではなく、船の帆の形をした外観も大きな特徴だ。宿泊費は1泊最低30万円と一般庶民にとっては高嶺の花のリゾートホテルだが、それでも予約待ちがあるなど人気は高いらしい。なおドバイでは高級ケータイが山のように売られているそうで、筆者もぜひ一度は訪問してみたいと思っている(もちろんこんなホテルには泊まれないが)。
さてと。えーと、なんでケータイの連載でこんな話をしているかって?いやー、そりゃもちろんアレですよアレ。はい、中国がまたやりやがったんですよ(笑)。といっても中国とドバイの間でいざこざが生じたわけではありません。このバージ・アル・アラブの建物のデザインに影響を受けた中国人がトンデモないものを作っちゃったというわけ。「バージ・アル・アラブに泊まりたい!でも泊まれない!どうしよう」って思いをケータイにしちゃったようなのだ。そう、今回ご紹介するトンデモケータイは
(たぶん)世界初の「建築物のモチーフケータイ」
なのだ(インパクト的にはやや弱いケド)。今までも車やらタバコやら動物やらのケータイを紹介してきましたが、中国パワーはとうとうホテルの建物までケータイにしちゃいましたよ、皆さん!
なお今回の製品はところどころに有名どころの名前や商標を勝手に使っちゃてるという、あまりお行儀の良くないケータイでもある。いわゆる最近問題になっている「闇山寨機」の系統だ。とはいえ端末のデザインはiPhoneなど有名ケータイのコピーではなく、巨大なホテルをモチーフにしたもの。その努力の点を今回は取り上げたいと思う。
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