予定されているデベロッパーにとっての変更点で最も大きなものの1つは、Facebookにおけるユーザープライバシー保護のレベルに関するものだ。同社は、ユーザーがアプリケーションのデベロッパーに自分の電子メールアドレスを教えられるようにする意向だ。一方、ユーザーはアプリケーションの通知手段から自分のFacebook受信箱を除外することができる。これは「Facebook Connect」にも適用されるため、ログインにFacebook Connectを使用しているサードパーティー企業は、重要なメッセージを、メッセージが失われる可能性のあるFacebook受信箱ではなく、ユーザーのメイン電子メールアドレスに直接送信することができるようになる。
またFacebook Connectプログラムには、「Open Graph」という新しいデベロッパー向けAPIも加わる予定だ。Open Graphは事実上、サイト所有者が任意のウェブサイト上にFacebookのファンページと同じ機能を持つページを作成できるようにするものだ。そこでは、ユーザーは自分のFacebook認証情報を使用してファンとして登録し、サイトの一部を、それがFacebook上にあるかのように使用できる。さらに、ユーザーのアクションを、そのユーザーのFacebookプロフィールとニュースフィードに表示できるようになる。Open Graph APIは単に、Facebookオブジェクトとユーザーをサードパーティーのサイトに追加する動きの延長だとBeard氏は述べる。「このグラフは必ずしもFacebookの中で使用する必要はない。ウェブ上でも利用できる」(Beard氏)
しかし、Facebookの囲いから外に出るのはファンページだけではない。Beard氏は、アプリケーションのより詳細な解析情報を見る手段をデベロッパーたちに提供する同社の計画の概要を説明した。そのレポートは、Beard氏によると現行の「Facebook Insights」システムよりはるかに優れているという。サードパーティーの解析エンジンに送信することができ、そこで、Facebook単独では提供できないようなパフォーマンス測定値と比較することができる。
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