KDDIは、携帯電話のカメラを使った新しいインターフェースを公開した。高弾性素材を使ったバネのような形状のものをカメラに取り付けることで、コントローラとして利用できる。
コントローラの中に描かれた模様の動きをカメラで検出し、上下左右・拡大/縮小・回転といった動きに変換する。たとえばバネを右に倒せば画像の位置が右にずれるため、横に移動したと判断する仕組みだ。
KDDIは2008年のCEATEC JAPANにおいて、携帯電話のカメラからの映像を解析することで動きを判別する「直感コントローラー」という技術を公開していた。今回の展示はこの技術を使ってより操作性を高めたもので、KDDIでは「直感コントローラー2」と呼んでいる。
携帯電話のカメラ部分に輪状の磁石を取り付け、コントローラをくっつける仕組み。このため、既存の携帯電話に専用アプリをインストールすれば利用できる。また、コントローラには特別な部品などは使っておらず、低コストで量産できるという。
携帯電話向けゲームでジョイスティックとして使えるほか、Bluetoothを使って大型ディスプレイなどと通信すれば、リモコン代わりにも使えるとのことだ。
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