logo

マイクロソフトと米ヤフー提携の影響--それぞれが得るものと失うもの - (page 3)

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年07月31日 11時32分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

広告主

 得るもの:広告費に関して、信頼できる2つ目の選択肢。現在の経済不況の最中に、広告にお金を費やすことが再び流行すると仮定すればだが。広告主は、インターネットディスプレイ広告のメリットについての新たな売り込み文句に備えている。これはまだ広告業界に響きわたっていないかもしれないが、インターネットの広告主にとっては、いつかうなずけるものになるかもしれない。

 失うもの:特定の担当者と仕事をしていた人々が、業務を新しい担当者に引き継ぐのに伴い、広告主と2社の間の関係は、今後数カ月にわたって非常に複雑になっていきそうだ。こうした問題は克服できないものではないが、厄介なものになる可能性はある。

 次に起こること:広告市場が回復すれば、検索広告のキーワード、プレースメント、リーチをめぐる競争が再び起こる。

消費者

 得るもの:Yahooのページでの検索結果が「Powered by Bing」になる。

 失うもの:通常、合併は消費者にとって良くないものとして受け止められる。銀行を例に取れば分かる。選択肢が少なくなるからだ。

 次に起こること:この提携が消費者に与える影響は、特に現時点では非常に多くの詳細な点がこれから練り上げられるところであり、よく分からない。Yahooがそれほど検索に注力していなかったとしたら、消費者はBingによるYahooページで次第により良い検索結果を得ることになると言うことができただろう。また、消費者には、広告主が1つの検索エンジンに縛られなくなることに伴う間接的な利益がある。

 しかし、この提携は実際のところ、Yahooをほかの事業にもっと力を注げるよう解放し、Microsoftにより多くの市場シェアを与えて、Googleを検索で守りに回らせるためのものだ。このことは、Googleが「Google Apps」や「Android」などによってMicrosoftにかけていた圧力をいくらか軽減する可能性がある。

 こうした決断の影響が消費者にまで及ぶには時間がかかるだろう。政府がこの提携を承認した場合の話だが。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

-PR-企画特集