スクリーンとタッチパッドの次世代技術:Appleがネットブック市場に参入するかどうかにかかわらず、Windowsネットブックは「MacBook」のようなタッチパッドインターフェースに向かって進んでいる。Synapticsの新しいマルチタッチパッドである「ClickPad」も先週披露された。これは主に、キーボードのスペースがより小さい、将来のネットブックをターゲットにしている。小さなネットブックのフレームにボタンを組み込む方法を見つけるのは難しいし、ボタンをなくすことができれば、タッチパッドをさらに大きくすることもできる。AppleがMacBookのシングルボタンのマルチタッチトラックパッドをサポートするように、「Windows 7」がClickPadをサポートするかどうかは不明である。また、Pixel Qiは、電子ブックリーダー用の読みやすい反射型E Inkディスプレイに倣った、昼間でもバックライトなしで使用できる高反射性LCDスクリーンのデモを、Acerのネットブック上で行った。このハイブリッド型スクリーンは、バッテリを節約するために、電子ブックリーダーに似た状態と、バックライトを点灯した明るいフルカラー表示状態とを切り替えることが可能だ。
IntelとMicrosoftはネットブックから去るつもりか。Intelは「Core 2 Duo」相当のコンシューマー向け超低電圧(CULV)省エネルギー型モバイルプロセッサを引き続き後押ししており、「Atom」へ集中していた力は弱まっているようだ。Intelによれば、そのようなことはなく、新しいAtomプロセッサが近い将来登場するというが、この市場は急速に混み合ってきている。Microsoftもまた、今後ネットブックという名称を使わないと言い、代わりに「low cost small notebook PC(低価格小型ノートPC)」という名前を選ぶとしている。超低電圧(ULV)プロセッサとCULVプロセッサがモバイル用「Centrino」プロセッサに取って替わって、ノートPCがより低価格に、より薄くなり、またスマートフォンから発展したARMプロセッサがAtomベースのネットブックカテゴリを崩し始めているのを見ると、われわれが知っているようなネットブックはもう先が長くないかもしれない。
将来のネットブックに期待するものはたくさんある。そして、そのいくつかは既に実現しつつあるようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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