製品レビューを検索した場合、Googleの検索結果のページはおおむねBingより優れていた(この場合も、非常に大きな差があるというわけではないが)。しかしBingには、多くの製品についてユーザーと専門家のレビューを並べ替えて表示する機能もあり、これによって優れた概要を利用することができる。ただし、この機能は常に表示されるわけではなく、WiredによるBingのレビューがなければ、筆者はこれについて知ることさえなかっただろう。
何か商品を購入したい場合は、GoogleもBingも、結果を上手に整理した非常に強力な「Shopping」(ショッピング)タブを備えている。Googleは販売者の評価を表示するが、Bingにはこれがない。しかしBingは、ほかにはない魅力的なキャッシュバックプログラムを提供する。
さらに一部の検索ではBingの結果が完全に勝っている。Googleで「Facebook sandberg」を検索すると、一番上に表示されたリンクは2008年の記事だった。Bingで一番上に表示されたのは「News about facebook sandberg」(facebook sandbergに関するニュース)で、3本の最新記事へのサブリンクが合わせて表示された。「Obama Supreme Court」(Obama 最高裁判所)で検索すると、Googleはニュースの検索結果を表示したが、一番上のリンクは1日前(本稿執筆時点)の記事だった。Bingは32分前(本稿執筆時点)の記事を表示した。
Googleに公正を期するために言えば、あらゆる検索結果からクリックして「Google News」に移動し、結果を日付順にソートすることもできる。しかし、これではクリックする回数が増えることになる。Bingは検索結果にニュースを含めることに関してもっと積極的である。
どの検索エンジンもそれぞれに長所がある。Bingの場合、長所の多くはMicrosoftが自社でコンテンツ企業を所有する分野にある。例えばMicrosoftは航空運賃を予想するサービス「Farecast」を所有しており、Bingで飛行機を利用した旅行について検索するときには必ず、Farecastの購入アドバイスが含まれる。さらにBingは、検索エンジンの内部に医療に関するデータを備えており、これを表示する。
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