Bingはまた、Googleが改善すべき分野の少なくとも1つにおいて非常にうまく動作する。Googleの動画検索で「Thomas Jefferson」を検索すると、結果のページには縦に並んだ動画のリストが表示される。Bingは大きなグリッドで表示するため見渡しやすい。また左側に「George Washington」「James Madison」などの関連する動画のリストも表示される。検索結果は同等だが、表示の仕方はBingの方がはるかに優れている。
この記事の見出しは「Bing isn't Better」(Bingは劣る)にしようと思っていたが、筆者はこの新しい検索エンジンの肩を持つことになった。
検索における新しい競争では、検索エンジン自体の中で情報を解析し表示する(「Wolfram|Alpha」がこの極端な例)。GoogleもBingも、そしてほかの検索製品も、単にデータがある外部ページへのリンクを表示するだけでなく、いくつかの分野では、ユーザーのために情報を並び替えてフォーマットして表示する。Bingはいくつかの人気の高い分野でこれを非常にうまく行う。例えば製品レビュー、映画の一覧、天気、旅行、株価などだ。
Bingでは、その充実ぶりのすべてがすぐに見て取れるわけではないが、探究する価値があり、探し回るユーザーにうれしい驚きを与える。
Googleも検索エンジン内での照合および表示の分野で改善を続けているが、BingによってGoogleは現状に満足しているように見えてしまい、これはGoogleにとって良いことではない。差し当たり、この競争ではBingが優位に立っている。この検索エンジンを試してみてほしい。後悔することはないと思う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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