Microsoftは過去2カ月にわたり、「Kumo」という開発コード名を付けた新たな検索技術の社内テストを実施してきた。だが現在、「Live Search」のアップデートの一環となるデザイン変更の一部で、限定的な公開テストが行われている。
非公式のMicrosoftエバンジェリストを名乗るRyan Rea氏は米国時間5月15日、Live Searchの検索結果ページが従来のデザインではなく、Kumoのスクリーンショットによく似たデザインで表示されたと語った。特に注目すべきは、Kumoの主な特徴である左側のナビゲーション枠だ。
Rea氏によると、「Windows 7」リリース候補版(RC)の「Internet Explorer(IE)8」でLive Searchを使用したところ、これまでとは違うデザインの検索結果ページが表示され始めたという。
筆者がRea氏と同じ条件で試したところ、従来の検索結果ページ(下のスクリーンショット)が表示された。MicrosoftはCNET Newsに対し、Rea氏が見た検索結果ページはテスト中のものだと語った。
「われわれは、広告主と消費者それぞれのために、Live Searchを改良する方法をたえず模索し、その取り組みの一環で、特定の機能の公開テストを定期的に行っている。今回のことは、非常に限られた利用者を対象とする、そうしたテストの一例だ」と、Microsoftは声明の中で述べた。
Microsoftは現在、Kumo技術のリリースと検索エンジンのブランド名変更の準備を進めているが、情報筋が語ったところでは、ブランド名がKumoに確定したわけではなく、他の候補もいくつか浮上しているという。
だがKumoには、Live Searchの単なる外観上の変更よりも多くのものが組み込まれるとみられる。いくつかの強化点の中には、Microsoftが2008年にPowersetを買収して手に入れた自然言語検索技術も含まれると予想されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス