[レビュー]「アクトビラ」が持ち出せる--ソニー、Blu-rayレコーダー「BDZ-A750」 - (page 2)

ソニー
内容:PSPや対応WALKMANへの動画持ち出しをサポートする「おでかけ転送」機能を内蔵したソニーのBlu-ray Discレコーダー「Aシリーズ」。最新モデルは、「アクトビラダウンロード」コンテンツをおでかけ転送に対応させた最新仕様へとパワーアップしている。

アクトビラに初対応、メモリーカードへのダビングもサポート

 今回のBDZ-Aシリーズの進化点はインターネットを利用したテレビ向けサービス「アクトビラ」に対応したことだ。アクトビラの利用は、背面のLAN端子にブロードバンドルーターなどで分配したLANケーブルを接続するだけで完了する。

 アクトビラには静止画の「アクトビラ ベーシック」、SD画質の「アクトビラ ビデオ」、HD画質の「アクトビラ ビデオ・フル」がある。ビデオコンテンツはストリーミング再生になるので、通信速度の速い光接続で利用したい。

 アクトビラに新たにスタートしたのが、コンテンツをHDDなどに一度保存してから再生するダウンロードタイプのサービスだ。現在は「TSUTAYA TV」のみがコンテンツを提供しており、ダウンロード後、一定期間で視聴できなくなる「ダウンロードレンタル」とタイトルを買い取り、Blu-ray Discなどのメディアに記録保存できる「セルスルー」が利用できる。ちなみにストリーミングにはレンタル利用が存在するが、永久視聴が可能なセルスルーは利用できない。アクトビラの詳細については過去記事を参照していただきたい。

 新BDZ-Aシリーズはこれら全てのアクトビラのサービスに対応している。すでにパナソニックのデジタルレコーダー「DIGA」シリーズでもアクトビラ ビデオストリーミング/ダウンロードの両サービスに対応しているが、BDZ-Aシリーズは新たにメモリースティックへの転送に対応した点が新しい。

 TSUTAYA TVのセルスルーはHDDに記録した後、作品によっては2回までメディアへダビングできる。例えばBlu-ray Discに記録したあともう1回、Blu-ray DiscやDVDへコンテンツを保存できる。規格では光メディアだけでなくメモリースティックやSDカードなどへの保存にも対応しているが、SDカードスロットを備えるDIGAはメモリーへのダビングには対応していなかった。今回本機が対応することで、光ディスクだけでなくメモリーカードでもセルスルーコンテンツを保存して楽しめるようになった。

  • アクトビラへの接続はメニュー画面からアクセスする

  • アクトビラ内のページに入ると操作画面は他社モデルと同様だ

  • ストリーミングの動画配信では、NHKの主要番組を有料で視聴できる「NHKオンデマンド」などが利用できる

  • ストリーミングの映画は洋画、邦画ともに着実にタイトル数を増やしている

  • アクトビラは見たいコンテンツを有料で視聴するシステム。自宅で利用できるビデオレンタルとして利用できて便利。ドラマやアニメの1話など、無料放送も多いのでかなり楽しめる。テスト時の無料コンテンツの一部だ

  • 新たに邦画を専門に配信する「まるまる映画」もスタート。配信作品はまだ少ないが、今後に期待できそうだ。1本あたりの視聴料はHD画質で630円と、レンタルDVDに比べると割高だ

  • アクトビラに参加する事業者一覧。NHK、TBS、フジテレビオンデマンドなど、放送事業者の参加も増えている。これからも充実しそうだ

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