今回はアクトビラの機能では、TSUTAYA TVのセルスルーについてテストした。既報のDIGAとの操作と比べていただければわかるが、アクトビラの画面に入れば、機種ごとの違いはない。アクトビラのトップメニューからTSUTAYA TVを選び番組選択画面に入る。
機種ごとで違いがあるとすればリモコンのボタンだろう。DIGAにはアクトビラのトップページを2アクションで表示できる専用ボタンがあるので直感的にアクセスしやすい。一方本機は「ホーム」でクロスメディアバーを表示し、メニュー操作をして「アクトビラ」を選ぶので、AV機器の操作が苦手な人だと最初は迷いそうだ。
TSUTAYA TVにアクセスして、まず感じるのが販売方法による利用可能タイトルの違いだ。筆者が真っ先にセルスルーしたかったのが「ダークナイト」だったが、この作品はセルスルーに対応しておらず、ストリーミングとダウンロードレンタルのみだった。それではと、「イーグル・アイ」をセルスルーしようとしたら、なんとこの作品はダビング1回のみにしか対応してない。
これではBlu-ray Disc書き込みとメモリースティックへのダビングテストの両方ができないのであきらめた。新作でかつ、筆者の好む「男子系」映画を探そうと思うと、作品選びに時間がかかってしまった。正直、仕事でなければ、途中で「見たい作品探し」を放棄しただろう。結局、ダビング2回に対応しつつ、リリースして間もない「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」をセルスルーした。
しかしなぜこのように作品ごとに利用環境が変わるのだろう。TSUTAYA広報に問い合せたところ「ハリウッドなど権利者との契約で違いが出てしまう」とのことだった。
ちなみにTSUTAYA TVで利用できる3月末時点での作品数はダウンロードレンタルタイトルが約300本、セルスルータイトル数が約400本、ストリーミング配信タイトルが約1000本とのこと。まだまだ数は少ないが、今後は増える予定だ。このあとセルスルーには、4月22日から「WALL-E/ウォーリー」、「レミーのおいしいレストラン」、「カーズ」、4月24日から「デス・レース」の配信が予定されている。アニメやCGなど子供向けの作品が多いので対応機を持っているならゴールデンウィークに家族で利用してもよさそうだ。
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