Microsoftは、同社製品の次期バージョンである「Kumo」というコードネームの製品が、社内外の人々を刺激して、Microsoftにもう一度チャンスを与えてくれることを願っている。Microsoftは、3月から社内でテストを実施しているが、Kumoについてはあまり多くを語っていない。しかし、米CNET Newsが入手した数枚のスクリーンショットからKumoを垣間見ることができる。
これらのプロトタイプにおける改良された検索ページでは、いくつかの重要な変更点に力を入れている。変更点には、左側をナビゲーションに使用することや、検索クエリの改良、結果をさまざまなカテゴリに分けることがある。例えば歌手のTaylor Swiftのページでは、ユーザーは左側のナビゲーションから画像、楽曲、歌詞にすぐに移動できる。一方、結果もさまざまなサブカテゴリに分けられる。
Audiを検索した別のスクリーンショットでは、検索結果が細分化されており、最初に価格や燃費などの事実が太字で示され、次に一般的なウェブの結果、そしてAudiのパーツ、中古車、アクセサリなどのカテゴリ別の結果が続いている。
Microsoftはまた、買収した多くの検索企業のテクノロジに大きく依存するとみられている。Medstoryの健康関連の検索エンジンと、旅行用の検索エンジンFarecastは、すでにMicrosoftの検索製品の一部となっている。Live Searchの次期バージョンは、Kumoを製品名に使用するかどうか不明だが、これらに加え、2008年に買収したPowersetのセマンティック検索テクノロジも利用するとみられている。
Mehdi氏は、クエリのほぼ半分は実のところ、前に行われた質問の繰り返しであるという事実、またユーザーが、答えを持っている可能性のあるページへのリンクだけでなく、検索クエリからさらに多くのものを得たいと思っているという事実が、新製品に反映されると述べている。
Mehdi氏は、今日の検索エンジンに関して次のように述べている。「キーワードとURLを見事にマッピングしている。あまり適していないのは、URL以上のものを探している場合だ。見識を求めている場合や実際に決断したい場合がそれに当たる。データについてのわれわれの解釈は、満たされていないニーズが多くあるというものだ」
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