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グーグル、自社設計のサーバを初公開--データセンターに見る効率化へのこだわり - (page 2)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年04月06日 07時30分
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 データセンターの設計や効率の測定に携わるChris Malone氏によると、Googleは、配電や冷却、さらに暖気と冷気が混じらないようにする取り組みなど、データセンターの問題にも焦点を当てているという。Googleのデータセンターは、先端技術を使用して、米環境保護庁(EPA)が2011年までに達成可能と希望しているレベルに、既に到達している。

 「われわれはこれを、いくつかのイノベーションや、ベストプラクティスを適用することによって達成した。そのなかに、市場のほかの企業に利用できないものはない」(Malone氏)

なぜ内蔵型バッテリなのか

 バッテリのアプローチが重要なのはなぜか。それはコストのためだ。

 通常のデータセンターは、無停電電源装置(UPS)と呼ばれる、大規模な集中型マシンに依存している。これは基本的には、メインの電源に障害が発生した際に、発電機が始動するまでに動く、巨大なバッテリだ。Jai氏は、サーバに電源を組み込んだ方が安価であり、コストがサーバの数に直接比例することになるとしている。

 「これは巨大な集中型UPSよりもはるかに安価だ。そのため、容量の無駄がない」(Jai氏)

 効率性は、もう1つの財政面でのファクターだ。大規模なUPSの効率は92〜95%に達することができるが、これは大量の電力が無駄になることを意味している。Jai氏は、サーバに搭載されたバッテリの方が効率性が高いと言う。「われわれの実際の使用では、効率が99.9%以上であるという測定結果が得られた」(Jai氏)

 Googleサーバの高さは、3.5インチ(約8.8cm)で、データセンター用語で言えば2Uである。これには、2基のプロセッサと、2基のハードドライブ、そしてGIGABYTE製マザーボードに取り付けた8つのメモリスロットがある。Jai氏によると、Googleは、Advanced Micro Devices(AMD)製とIntel製の両方のx86プロセッサを使用しており、そのバッテリ設計をネットワーク装置にも採用しているという。

 効率性が重要なのは、それを向上させると電力消費コストが抑えられるためだけでなく、一般的に効率が悪いと廃熱が生じ、冷却にさらに多くのコストが必要になるからだ。

Googleサーバ後部 Googleサーバ後部
提供:Stephen Shankland/CNET

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