15歳の少年がズボンのポケットに入れていた「iPod touch」の16Gバイトモデルが爆発し、脚にやけどを負ったとして、少年の母親がAppleを訴えた。
技術系ニュースサイトArs Technicaが、オハイオ州南部地区連邦地方裁判所に起こされたこの訴訟を伝えている。訴状(PDF)によると、この少年(A・Vというイニシャルのみ明かされている)は授業中に「大きな破裂音を聞き、すぐに焼けるような痛みを脚に感じた」という。
訴状にはこう記されている。「(少年は)『Apple iTouch』(原文のまま)がポケットの中で爆発し、燃え出したのだと気づいた(中略)。原告A・Vはすぐトイレに駆け込み、友人の助けを借りて、燃えているズボンを脱いだ。このApple itouchは原告A・Vのズボンのポケットを燃やし、ナイロンスパンデックス製の下着を溶かして、脚にやけどを負わせた」
原告の少年は、訴状によると爆発の結果2度のやけどを負ったといい、損害賠償金および懲罰的賠償金として22万5000ドル以上を請求している。Appleの関係者は、係争中の訴訟についてはコメントしないと述べた。
携帯機器の爆発による負傷は、残念ながら昔からよくある話だ。だが多くの事例では、こうした爆発の原因は欠陥品の携帯電話用電池であり、それらはたいてい、ユーザーが交換した安価な粗悪コピー品だ。しかし、iPod touchの電池は、ユーザーが交換できないようになっている。
われわれが当該のiPod touchに起きたことを正確に知るまで、膨大な量の証拠が提出されるに違いないが、この訴訟は注目に値する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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