フィンランドのNokiaは7日(現地時間)、自社製携帯電話が爆発し、ケガ人がでたという報告が、最近2件あったことから、同社がこの調査に乗り出したことを明らかにした。
Consumentenbondというオランダの消費者グループのメンバー、 Juliette Ooldersの話によると、10月2日に同国のあるスーパーマーケットの従業員が、ズボンのポケットに入れていたNokia製の携帯電話機が爆発し、足に火傷を負ったという。Ooldersの考えでは、この電話はNokiaの最新モデルのひとつだが、ただしそれ以上具体的なことはわからないという。また、この8月には、33歳のオランダ人女性が、手に持っていたNokiaの携帯電話機が爆発して、ケガをするという事故もあった。
Nokiaの関係者は、同社が両方の事件に関する調査を進めていることを認めたが、それ以上のコメントは差し控えた。
携帯電話機の爆発というニュースは、携帯電話の所有者の一部に、安全性に対する不安が高まるなかで、さらに不安の種を蒔くものだ。電話機が溶けたという報告が時々あることは別にしても、一部のモデルから発する電磁波がガンの原因になるのではないかと議論している研究者もいる。
Nokiaでは、今月3日に警告を発し、つくりの良くない、もしくは偽物の交換用電池を使用しないよう利用者に訴えていた。8月の事故の原因は、この偽物の電池であることがわかっている。
だが、Ooldersは、2日の事故の原因とされる携帯電話機のなかには、もともと付属している電池が入っていたと指摘している。
「これは好ましい状況とはいえない」(Oolder)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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