では、ネットブックはどうか。あえて言うが、AMDは(2008年にネットブックを否定したが)現在はネットブック戦略があるのか。「今から1年もたてば、ネットブックとノートPCが比較されることはなくなるだろう。なぜなら、この2つの区別は非常にあいまいになっており、いずれ全く違いがなくなるだろうから」。Meyer氏は、AMDは小型ノートPCの余地を再評価し、対角ディスプレイサイズ10インチからの小型デバイスで競う予定だと述べた。「1年後にはネットブックとは言われないだろうから、ネットブックとは言いたくない」。では、価格はどの程度下げるのか。「AMDのチップは、399ドルの低価格デバイスにまで使用されるだろう」
この超低価格チップは、AMDの「Yukon」(「Athlon Neo Processor MV-4(1.6GHz)」として知られ、Hewlett-Packard(HP)が近く発売するノートPC「HP Pavilion dv2」に搭載される予定)とは異なるものになるだろう。AMDは、「Ontario」というコードネームのチップに取り組んでおり、「低電力、低コストアプリケーションに目的を定めて構築されている」とMeyer氏は述べた。
「したがって、われわれにはYukon、『Congo』、『Nile』、Ontarioという一連のソリューションがそろっている。これらのソリューションによって、さらに小型で安価なフォームファクタを実現できるだろう。10インチ以上、つまり(ディスプレイサイズ対角)10インチ、11.6インチモデルに重点的に取り組んでいる」(Meyer氏)
Meyer氏はあまり具体的には述べなかったが、シングルコアのYukonとデュアルコアのCongoは、より大きいディスプレイサイズ(13インチのHP Pavilion dv2など)をターゲットとし、Ontarioはそれより小型のフォームファクタをターゲットとするようだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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