この手のトンデモなアイディア商品は中国製のものが多い。しかし実は台湾だって負けてはいないのだ。しかもITの分野では世界でもトップレベルにある台湾だけに、同じ万能充電器でも中国とは一味も二味も違うハイテクチックな製品が登場した。それがこの「iWAP」だ。
まずはパッケージを見て欲しい。パッケージに堂々と表示されている中国語の意味は「万能多機能充電器」。いかにも「電器機器」と言えそうな本体の写真がかっこいい。充電はUSBケーブルを利用。本体からもUSBの出力ができる。
またケータイの倍もある本体サイズは重厚感と安心感を与えてくれるのではないだろうか。これならきちんとバッテリが充電できそうではないか。クリアとブラックとホワイトのパーツ、所々に見える金属部品など、先ほど紹介した中国製の充電器とはイメージはまったく異なる。ま、できることはどっちも同じなんだけどねぇ(笑)
てなことでその形状やギミックを写真で思う存分楽しんで欲しい。バッテリを押さえるクリップ部分はクリアパーツ、2つの大きなバネを備えておりしっかりと固定してくれそうだ。またバッテリの充電端子部分に当たる充電コネクタ部分はきちんと位置決めが可能な上に、90度折り曲げ可能。バッテリの端子位置が側面ではなく表面/背面にあるタイプにも対応できるわけだ。もちろんバッテリがきっちり固定されるよう、本体内部には可動式のストッパーが付いている。
作りがしっかりしているので、ケータイの薄型のバッテリだけではなく、デジカメなどのバッテリにも対応できるのがこの製品の売りになっている。中国の知恵に台湾の技術が融合すると、トンデモな製品もハイテク製品に生まれ変わるわけなのだ。中国だけではなく、台湾も別の意味で侮れないぞ!
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