デジカメ!と思ったら、実はケータイだった、の巻--山根康宏の中国トンデモケータイ図鑑

カメラも進化する中国ケータイ

 「中国製」と聞くと二流品、というイメージを持ってしまう人も多いかもしれない。確かに中国メーカーのケータイを大手メーカー品と比べてみると、機能や質感は若干落ちたものが多い。連載で毎回紹介しているマイナーメーカーのケータイなどはまさしくそんなレベルの製品ばかりだ。

 しかし、最近は中国メーカーもかなりがんばっている。たとえば中国ケータイのカメラ。基本的にマイナーメーカー品はみなVGA画質だが、一部のメーカーはメガピクセルカメラを搭載しているのだ。その中でももともとはマイナーメーカーの仲間だった天宇朗通はカメラ機能に力を入れており、最新製品は8メガピクセルカメラを搭載。しかも大手メーカーではまだノキアやサムスンしか採用していないキセノンフラッシュを搭載しているのだ。ISO 1600対応、20枚連写など、カメラに関してはほかの中国メーカーを圧倒している。

 背面からズヨーンと伸びるレンズのギミックもデジカメっぽい。ただしこのデザインは過去に韓国メーカーがいくつか製品を出しており、安易にアイデアをいただいちゃっているようだ。ま、そのあたりは中国メーカーという感じか。

8メガカメラとキセノンフラッシュ搭載の天宇朗通「K-Touch C800」 8メガカメラとキセノンフラッシュ搭載の天宇朗通「K-Touch C800」
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レンズのギミックはすでに韓国メーカーが数年前から搭載している(Samsung SPH-S2300) レンズのギミックはすでに韓国メーカーが数年前から搭載している(Samsung SPH-S2300)
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 このように大手メーカーに負けないカメラ機能を搭載した中国ケータイが出てくる一方で、発想を180度変えた、別の意味ですんごいカメラケータイも出てきている。今回はそんな中国パワーをまざまざと感じさせるトンデモケータイを紹介しよう。

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