中国の最近のケータイはほとんどがタッチパネルを搭載している。画面が大型化されたものも増えてきており、手書き文字入力のみならず動画や写真の閲覧などのエンターテインメント用途に適したものも出てきている。画面の縦方向/横方向切り替えも画面タップだけでOK、なんてものも多いのだ。
今回紹介する「金鵬/JingPeng E1191」はまさしく電話──というよりも、エンターテインメントマシンとして生まれてきた端末だ。このメーカーは中国ではそこそこ名前が通っており、これまでの謎メーカーよりはきちんとした製品を作っているメーカー。なのでこれまでのトンデモケータイよりクオリティーの面で期待できそうだ!
製品のデザインは中途半端にマルチメディア機能を強化するのではなく、電話としての使い勝手は考えずにゲームとエンターテインメントに特化している。何はともあれまずはその外観を見てみよう。
大型ディスプレイを真ん中に配置し、10キーのないスタイルはゲームマシンそのものだ。ぱっと見てこれをケータイとわかる人は皆無だろう。かろうじて緑の発信キーと赤の切断キーがあることからケータイらしいということはわかりそうだ。ここまで思い切ったデザインを採用するあたりはさすが中国。
ゲーム機として利用することを考えると、どうやら十時方向キーを右にしたスタイルで両手で持って使うのが正しいようだ。ディスプレイはタッチパネルで、画面の右にはメニューやアプリケーションへのショートカットアイコンがある。これは中国トンデモケータイではよくあるものだが、ゲームアイコンが独立しているのがこのケータイの大きな特徴だろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」