2009年のソーシャルメディアに訪れる10の変化

文:Ravit Lichtenberg 翻訳校正:川村インターナショナル2009年01月30日 07時45分
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 2008年、大流行した言葉は「ソーシャルメディア」だ。コンシューマーも企業もマーケッターも、誰もかれもが話題にした。ソーシャルメディアの権威やソーシャルメディアベンチャー、ソーシャルメディア本、ソーシャルメディア会社などがあふれている。今企業では、ソーシャルメディアのストラテジストを雇ったり、コミュニティーマネージャーを任命したり、ソーシャルメディアキャンペーンを始めたり、といったことが当たり前のように行われている。これらはすべて、ソーシャルメディアの力をうまく活用するためだ。

 しかし、現在のソーシャルメディアは非常に混乱している。もうけの分け前にあずかろうとする無数の機能やツール、アプリケーションの寄せ集めになってしまった。

 かつてオンラインコミュニティーの草分けだったFacebookは、サードパーティーアプリケーションがうようよする蟻の巣と化した。Twitterのユーザーには現在、いつまでも改善されないTwitterの欠点を補うための追加アプリケーションが数多く提供されている。人々はいくつものツールに手を広げて、それぞれに(大部分は本人さえ知らない)さまざまなネットワークを維持しており、誰と何を共有するかを決めることすら、ほとんど不可能な状態だ。

 ユーザー、マーケッター、企業はまた、驚くほどたくさんの雑音に悩まされている。あるネットワークに依存する新しいアプリケーションが出てくるたびに、ユーザーがそれを管理するのを支援する別のアプリケーションが現れる。以前は測定基準として人気があった「アイボール」だが、今は広告パブリッシャーも投資家も、不特定多数のユーザーをひとくくりにして売り込むより、もっと規模の小さいニッチ市場にターゲットを絞り込んだ方が、はるかに反応が良いことに気付いている。

 意義とつながり。ソーシャルメディアのすべての中で重要なこの2つの要素が、日に日にむしばまれている。人々が持っていた、自分自身の体験を整理し、ネットワークの関連性を見つけ出す能力が低下してしまったからだ。実際、ソーシャルメディアは頭打ちになっており、すでにその中に取り込んだ人々のニーズにも応えることができない。かくして、現在のソーシャルメディアは方向転換を迫られている。

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